TW2 Silver Rain 土御門・香月(b63217)のblog。
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本題に入る前に、まず雪姫さん(b53767)に謝罪を……。昨日は一日楽しく過ごさせて頂いたんですが、今日はそれが祟ったのか寝起きから酷く体調を崩してしまいまして、全然学園へ向かう事ができませんでした。今になって、漸く少し落ち着いてきた感じです。ここまで暑いのがダメなんて、ちょっと致命的ですよね……直さないとな。
さて、今日はさっき雪姫さんと頼子さんのblogを読んだので、そのお返事のような記事です。
僕の、6年前の出来事……以前、少しだけ書きましたよね。
6年前、僕も泰花さん(b58524)も小学5年生だった頃のこと。
泰花さんの一家が北海道へ旅行に行くことになり、本当は留守を預かるはずだった僕が、泰花さんの厚意で彼女の護衛役として同伴させて貰える事になったことがありました。
その時……どこかへ徒歩で出かけていた時のことだったような気がします。
僕だけ、何か変な胸騒ぎを覚えたんです。でも、泰花さんもご両親も気がつかれなかったようで……。
でも、僕は何故か酷く危険な予感がしたんです。このまま放置してもきっと泰花さん達には何も危害は出ない。でも近くで緊迫した状況が起こっている……気がついたときには、みやげ物店で探し物をしている彼らの隙を突くように、僕は走り出していました。
直感の告げるままに、薙刀を握り締めて走ると、今まで見たことも無いような神聖な感じがする場所へと入っていきました。そして、その途中で誰かにぶつかって……。今日のあの記事を読む限り、あれは頼子さんだったのか……僕も、無我夢中だったせいで「誰かとぶつかった」としか覚えていないから、判然とはしないんですが。
その時、誰かを助けてほしいと告げられて、僕は更に奥へ走って……一瞬、固まりました。
見た事も無い異形の影、その中に孤立無援で、だけど必死で抵抗している女の子の姿を見て――その後の記憶は、とても客観的なんです。
『禁呪符陣……』
僕が描いた陣それ自体は、敵に対して大したダメージや制限は与えられなかった。でもその刹那生まれた隙に、僕は思い切り符を飛ばした。
『――呪符退魔!』
投げつけた符が狙い通り的中。少女が吃驚するのを視界の端で捕らえながら、僕はそのまま異形のものへと向かっていった。
たぶんそれが自分の敵だってわかったのは、当時の直感――つまり、『能力者』としての潜在的な何かが、察知させたんだろう。
戦いは僕が加わった事で何とか少女と僕の勝利になった。隣で少女が倒れこむと同時に、僕も自分自身の現実を思いだす。
(そうだ、僕は泰花さんの護衛としてきていながら……!まずい!)
慌てて、少女を抱きかかえると、母親なのか、そのくらいの年の女性がこちらを見ていたのに気付いた。僕は彼女に少女を託すと一心不乱に泰花さん達の場所へ戻った。
あの後、酷く叱られたのは言うまでも無い。其れでも僕は、怖くて何も弁解が出来なかった…泰花さんにさえも。かつてのように、また忌み嫌われるよりは、今一時、こうして罰を受けるほうがましだと思ったから……。
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泰花とは幼馴染にして主従の関係。
※このキャラクターは、TW2「シルバーレイン」のPCです。
プロフィールに使用しているイラストは、株式会社トミーウォーカーの運営する『シルバーレイン』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権は土御門・香月に、著作権は船崎由徒に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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無題
でも、薙刀捌きを見て確信した。あの人だったんだねと。そしたら、思慕が愛情に変わってきたの。それで、こないだみたいになったの。エヘッ。
あらためて、言わせて。あの時助けてくれて、ありがとう。そして、愛してます。
お母様は『あの人なら、お付き合いしていいわ。再会できるといいわね』って……だから香月さん、わたしを離さないでね。(はあと)
君山・雪姫 URL 2009/07/21(Tue)10:30:12
無題
そうか、あの日にあったのは頼子様と雪姫さんだったんだね…。
その……僕こそ、宜しくお願いします。
夏にはこんな風に弱いし、武術も達者ではないし、大した立場にも居ないけど、雪姫さんを大事に思う気持ちに嘘は無いし、頑張りたいと思うし、そういう気持ちは誰にも負けないつもりだからね…。
土御門香月 URL 2009/08/09(Sun)17:22:01